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2006年04月29日

MOTHER3(マザー3)


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ほぼ日のMOTHER3のページ

攻略Wiki

ファミコンから続くMOTHERシリーズの3作目です。
MOTHERシリーズは戦闘部分ではRPGの基本的な部分を踏襲しつつ、
キャラやイベントなどの細かい部分で独特なポップで
不可思議な雰囲気を醸し出して人気を博しているゲームです。
今回のマザー3は、手放しでは褒められないけど
惜しいゲームだったと思っています。
自由度が低く、大筋のストーリーは微妙だけど、
戦闘部分は面白くて、散りばめられた小ネタが面白い、
まとめるとそんな感じです。

大筋のストーリーはあまり不可思議でなく
むしろ王道っぽさを感じました。
最初の内は平和な村に先進国が介入してくるという
現実的な悲惨さを表した風刺的なストーリー展開で、
ゲームではかなり珍しく興味深いものでした。
が、途中からは封印されたドラゴンが何たら〜みたいな風に
とっても王道的で、陳腐だったのが残念でした。勿体ねえ。
ストーリーの展開の仕方も強制的な感じで、
自由度が低かったのも残念でした。

ですが、細かい部分の不可思議さは健在で
他のゲームとはやはり一線を画すものがありました。
ロープ扱いだったヘビのアイテムが喋りだして独立したり、
ノラ犬が「ずっと同じ場所に居ると、
飼い犬のような気がしてくるよ」とか考えてたり、
海の中で呼吸するために男の人魚型マシンに吸い付かれたり。
この辺の小ネタを楽しめる人にはオススメです。

戦闘部分は今回も典型的なRPGを
踏襲したものになっていますが、バランスが良い感じです。
何も考えずに攻撃と回復だけを繰り返すと苦戦しますが、
敵の能力を下げたりする補助魔法を駆使すればかなり楽に戦える、
工夫する余地があるのが面白かったです。

ダメージを受けたときに、すぐにダメージを食らうのではなく、
1ずつ時間をかけてダメージを受けます。
ですから早く回復すれば致死量のダメージを受けても死なないため、
スリルがあって良かったです。
中盤以降はこのシステムを特にうまく利用していました。

サウンドバトルに関しては、まったく使わなくてもいいし、
使っても良いという感じで負担にはなりませんでした。
一応最高コンボまで出しましたが、
リズムをどう取ればいいのか分かりにくく、
最後まで普通には利用しませんでしたが。
基本はAボタン連打してたら、
たまにリズムが取れてダメージが増えてラッキー程度です。
低レベルクリアとかの、やり込みをしたい人用って感じがします。

レベルアップが早くて好感を持てました。
戦ったらその分だけ成長してるなあという実感があって、
1回1回の戦闘の終わりに楽しみがありました。

後半より序盤の方が難しく感じました。
序盤は回復方法が乏しく、パーティ人数が少ないために
攻撃役と回復役に分けるのが苦しくて難しいです。
だけど、後半はそれらがすべて解消されます。
その分、後半は敵の攻撃が激しいのか?と言えばそうでも無いような。
回復役が増えたので攻撃が激しくてもプラマイゼロで、
回復方法が増えた分だけ楽な気がします。
RPGの初心者だと、序盤で辞める人が続出するかもしれません。

私がプレイしていて一番イヤだったのが、
ストーリーが進んでしまうと
前の場所に戻れない箇所が多すぎることです。
前の場所に戻れなくなると、前の店を利用できないわけで、
ボスに勝てなかったから前の店で効果的な装備を
整えようとしても戻れないわけです。
その場でレベル上げして何とかしろってことなんでしょうが、
私はレベル上げしたくないタイプなので本当に辛かったです。
街の人と話すのを忘れても帰れないんです。
ちょっと気になったところがあっても、強制的にバッサリ。
楽しさ半減です。

ストーリー上、封鎖する必要がない場所まで
封鎖して二度と行けなくしたりして、
もう何がしたいんだ?と切れそうになったところもありました。
特に後半では、今までの場所すべてに行けなくなるのが
非常に寂しく思いました。
こっちはストーリー進行上に関係あるっちゃあるので
仕方ないかもしれませんが。

MOTHERシリーズのファンなら買っても後悔はしないとは思いますが、
微妙な気持ちになるかもしれませんw
ファンでない方は先にマザー2をプレイしたほうが良いですね。
マザー2の雰囲気とかが気に入ればマザー3もプレイという方向で。
キャラも繋がってたりするので
前作プレイしていたほうが感動が違いますし。

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